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2013.03.16 Sat
先に断っておくが、ノンフィクションである。
作り話は一切無い。
それと、家の中の話ではなく、正確には乗換えをする海老名駅での今日の出来事である。
その海老名駅という所には、駅構内にウチのお気に入りである立ち飲み屋さんがある。
ビール1杯とそれから1品料理を3つぐらい頼んでも、合計が千円かからない、という大変リーズナブルなお店。
今日は仕事で大変に疲れていた。
空腹もあって、「1杯だけ・・」という誘惑に、ウチは無力だった。
店に入り、1杯のビールをゆっくり飲んでいると、ふと斜め前にいる70代ぐらいのおじいさんが大声で談笑している事に気づいた。
おじいさんは、焼酎を片手に相槌を打ちながら、
「うんうん、そう、そーなんだよ。厚木はね、もっと発展すると思うんだよw」
とワハハ、ワハハと楽しそうに話している。
ここまでは微笑ましい光景に思えるが、
問題は、おじいさんの目の前に誰もいないのである。
携帯や携帯用イヤホンをつけている様子も無い。
どう見ても、おじいさんは目の前の誰もいない空間に向かって、ずーっと話を続けているのである。
「・・・もしかして、霊と会話?」
店内には、店員も他のお客であるサラリーマンも2、3人いたのだけど、誰もそのおじいさんを気にしない。
ウチも霊障はイヤ、と言うか、関わり合いになりたくない一心で、出来るだけそちらを見ないようにした。
するとおじいさんの声が、にわかにパタリと止んだ
「見ないようにしておこう」と決め込んでいても、そこまで突然静かになったりすると、つい見てしまうものである。
・・・おじいさんの姿も焼酎のグラスも消えた。
え!?爺さんが幽霊だったのか!?
・・と思ったら、カウンターへ焼酎のおかわりを注文しに行っていたらしい。
並々とグラスに注いだ焼酎を片手に戻ってくると、またしてもおじいさんは目の前の誰もいない空間に向かってワハハ、ワハハと喋りだした。
・・ウチは、いろんな意味で酔えない残りのビールを飲み干し、740円払って店を出ることに。
結局、最後までウチには相手の人が目に映らなかったな・・。
あるいはメタルギアソリッドよろしく、おじいさんにみっちりナノマシンが埋め込まれていたら話は別である。おじいさんのコードネームが"スネーク"だったら間違いないと思うが、声が大塚明夫さんじゃなかったので違うと思う。
あれは何だったのだろうか?
「面白いヨッパライ」だった事を願う。
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